駒大苫小牧が苫小牧西・富川・えりもを10-0で下し、代表決定戦に進出した。4番大森幌(ほろ)右翼手(2年)が、初回1死二、三塁で右中間に先制の2点適時二塁打を放つなど、2安打3打点。3年連続の秋全道進出へあと1勝とし「とにかくみんなでつないで点を取れた。守備もゼロでしっかり終われて良かった」と振り返った。

本来は投手で、今夏の南大会では背番号10を付け、初戦の鵡川戦に2番手で登板した。投手としての経験値に加え、背番号1を背負う新チームでは外野手も兼務し、打撃練習に加わり、投打の軸として奮闘している。母の実家がある函館で生まれ、中学までは甲子園がある兵庫・西宮で過ごした。自宅と聖地は自転車で10分かからない距離にあり「母の故郷北海道のチームで勝ち上がり、甲子園に行きたい」と夢を描いた。