日本学生野球協会は7日、都内で審査室会議を開き、高校7件、大学2件の処分を決めた。

滝川二(兵庫)の監督(52)は部内での不適切発言とパワーハラスメント、暴言で謹慎6カ月。部長(51)は報告遅れで謹慎3カ月となった。監督は今年4月、新型コロナウイルスに感染した部員に「○○菌」と発言。県高野連を通じた事実確認により、8月の宮崎遠征では部員に「殺すぞ」と発言していたことが確認された。また、コーチに対しても「教師やめろ」「お前の仕事は怠慢」などのパワーハラスメント行為があった。

東海大札幌(北海道)の部長(36)は、部内での体罰と報告義務違反で謹慎4カ月。

茂原北陵(千葉)の監督(42)は部内体罰と報告義務違反で謹慎2カ月。

岐阜農林の外部コーチ(60)は部内暴力と報告義務違反で謹慎2カ月。

愛知黎明は、副部長(30)の部内暴言で謹慎3カ月。

水戸農(茨城)は複数の部員の喫煙で、9月16日~10月15日まで1カ月の対外試合禁止。

利根実(群馬)は部員間トラブルの部長(40)の報告遅れで謹慎3カ月。

大学では、帝京平成大の監督(47)が器物破損で3カ月の謹慎処分となった。9月12日に都内で飲食。酩酊(めいてい)状態で、マンション入り口のインターホン器物損害行為の疑いで警察官に拘束された。翌13日に東都3部リーグの予定があり、監督の業務に従事できない事態となった。大学からは9月30日に懲戒処分を受け、本人から依願退職があり受理されている。

広島文化学園大の監督(82)は、複数回の暴力と報告義務違反で謹慎4カ月となった。