山梨学院(山梨1位)が専大松戸(千葉1位)に勝利し、29年ぶり2度目の関東大会優勝を果たした。11月18日から行われる明治神宮大会への出場も決まった。

2回1死三塁から大森燦内野手(2年)の犠飛で先制。7回には、2番手で登板していた専大松戸のエース平野大地投手(2年)から、進藤天内野手(2年)が左越えソロ。さらに3点を返された直後の9回、2死一、二塁。佐仲大輝捕手(2年)はインコースのストレートを捉え、それが左翼への3ランとなり突き放した。

先発は29日の準決勝で公式戦初の完投勝利を収めた林謙吾投手(2年)。連投ながら、5回まで走者を1人も許さない好投で、6回2/3を2安打無失点と勝利に貢献した。

吉田洸二監督(53)は「スタートからすると本当に優勝したのかなという感じ」と話した。優勝の勝因は「林の成長です。緩急が良かった」と2日連続で好投した右腕を褒めたたえた。