ハイレベルな高校野球秋季近畿大会の4強が出そろった。

来年3月18日開幕のセンバツ(甲子園)出場校選考の参考資料となるトーナメント。近畿の一般枠は6校だ。今春センバツ優勝校で安定した戦いを示した大阪1位の大阪桐蔭、投打で軸がそろう兵庫1位の報徳学園、強打を誇る和歌山1位の智弁和歌山、好投手がいる京都3位の龍谷大平安は出場濃厚になった。

残り2校をどう選ぶか。準々決勝敗退4校のうち、最も善戦したのが報徳学園に6-9で敗れた履正社(大阪2位)だ。地域性を考慮すれば、滋賀1位の彦根総合は初戦で近大新宮に快勝。大阪桐蔭には敗れたが手堅く粘った試合運びが印象に残る。奈良2位の高田商も初戦で乙訓に完封勝利。好投手の奮闘はプラス要素になりそうだ。

初戦敗退の学校は厳しい立場だ。秋季の奈良県大会で1位に入った天理は社に大量失点。同じく京都府大会を制した乙訓は高田商に完封負け。京都国際や神戸国際大付など甲子園常連校は絶望的だ。【アマチュア野球担当=酒井俊作】

○ 大阪桐蔭

○ 智弁和歌山

○ 報徳学園(兵庫)

○ 龍谷大平安(京都)

△ 履正社(大阪)

△ 彦根総合(滋賀)

△ 高田商(奈良)