8年ぶり2度目の出場の英明(四国)が、山梨学院(関東)を逆転で下して神宮大会初白星を飾った。

4点ビハインドの6回に打線がつながった。1死二、三塁から3番百々愛輝外野手(1年)の2点適時二塁打で点差を縮めると、2死満塁から7番尾中亮太内野手(2年)に3点適時三塁打が飛び出して逆転。さらにその後に1点を追加して、この回打者10人で6得点を奪う。尾中は「絶対に低い打球でつないでいってやろうと思いました。自分が決めるのではなくて次につなぐ意識を持ってやっていました」と振り返った。9回にも百々の適時打など3得点で突き放した。

先発の下村健太郎投手(2年)は2回に先制を許すと4回にも追加点を与えて4回途中4失点で降板。ただ、2番手の寿賀弘都外野手(2年)が相手の流れを断った。5回は3者凡退に抑えると6回の逆転劇を呼び込んだ。終盤に失点を許したが、最後は3番手でマウンドに上がった百々がリードを守り切った。

初出場だった14年は初戦敗退。2回目の出場となった今大会で、神宮初勝利をつかんだ。最後は追い上げられたが、好守で締めくくった。決勝打を放った尾中は「勝ったというのが一番うれしい。最後はヒヤヒヤしたんですけど、守備からというのを全員でやってきてよかった。1つ1つ勝ち上がっていくことを目標にしていきたい」と喜んだ。

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