明治神宮野球大会高校の部に出場する秋全道王者のクラークは20日、連覇を狙う強豪大阪桐蔭(近畿・大阪)との初戦に臨む。チームはこの日、東京都内で練習を行った。エース右腕の新岡歩輝主将(2年)はプルペンで30球ほど投げ込み最終調整。「調子は悪くはない。強気な投球をしていきたい」と意気込んだ。

相手打線は18日の東邦(東海・愛知)戦で先発9人中左打者を6人並べるなど17安打の猛攻をみせた。新岡は「内角と外角をうまく使い分けて、あとはタイミングをずらすのも意識しながら投げたい」とイメージした。

佐々木啓司監督(66)は「新岡を中心とする守りでどれくらい通用するのか。なんとか守り抜いてペースをつかんで、攻めの形ができれば」。初出場した昨年は初戦で九州国際大付に敗れた。新岡は「まずは1勝」と気合を入れた。