今秋関東大会8強の作新学院が、甲子園春夏通算34度出場の奈良の強豪・智弁学園と練習試合を行った。

中盤までに点数を取られるも、後半は無失点に抑えた。来春のセンバツ出場の可能性がある中で、長い冬に向けて収穫が得られた年内最後の対外試合となった。

この秋からエースを務める最速134キロ左腕の川又楓投手(2年)は7回から登板し3回3安打無失点に抑えた。昨日からの連投にも疲れを見せることはなく「これが当たり前にならなくてはいけない」と話した。

目標とする選手には今夏にエースナンバーを背負った1学年先輩の横尾潤投手(3年)の名前を挙げ「マウンドに上がると人が変わるのがすごい。今も投げ込みの動画を送ってアドバイスをもらっています」と先輩が果たせなかった甲子園出場の意思を受け継ぐ。この冬の課題には球速アップを掲げ「5から10キロは上げていきたい」と一冬超えて進化することを誓った。

主将の磯圭太内野手(2年)は「秋は栃木で優勝できたけど関東で負けたので悔しい気持ちの方が大きい。もう1回基礎から作っていきたい」とチームをけん引する。