日本学生野球協会による資格回復審査委員会が3日、行われた。

プロ野球経験者が学生(高校生、大学生)を指導するために必要な学生野球資格で、巨人や米大リーグで活躍した上原浩治氏(47=日刊スポーツ評論家)、阪神とロッテでプレーした鳥谷敬氏(41=日刊スポーツ評論家)、ロッテ前監督の井口資仁氏(48)、中日や阪神、米大リーグで活躍し昨季現役を引退した福留孝介氏(45)、元中日の川上憲伸氏(47)らが承認された。

プロ経験者が国内の高校、大学で指導可能となる資格回復の研修会は、オンライン形式で実施された。義務づけられているオンライン研修を昨年12月中に受け、さらに今年1月までの期間中にリポートを提出。適性審査が行われ、資格回復が認められた。

◆資格回復 プロ野球経験者は学生野球資格を回復しないと学生を指導できず、13年から制度化された。プロ球団の退団と資格回復の手続きが必要。回復後は、各都道府県高野連や各大学連盟に指導者登録すれば、学生を指導できるようになる。