第95回選抜高校野球(18日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が、大阪のオーバルホールで行われた。

西武、巨人などで通算525本塁打と活躍した清原和博氏(55)の次男、勝児(かつじ)内野手(2年)擁する慶応(神奈川)は大会第4日の第3試合で、昨夏甲子園優勝の仙台育英(宮城)との対戦が決まった。

森林貴彦監督(49)は「甲子園という最高の舞台で、前年の夏優勝校という最高の相手と出来るのは幸せだと思う」と話した。開幕まで約1週間に迫り「試合の始まる瞬間まで少しでも成長していきたい。自分たちの最善の準備を積み重ねて頑張りたい」と語った。

主将の大村昊澄(そらと)内野手(3年)は対戦校の仙台育英について「練習試合で1度グラウンドにお邪魔させていただいた時、隙がなく人としてもお手本にするべきだというチームだと思った」と印象を話した。「野球においてはもちろん日本一を目指しているけど、野球以外の日本一も目指している。新しい高校野球を作りたいという大きな目標があるので、自分たちのプレーで新しい野球を作るきっかけにできれば。人としても野球選手としても、一番成長できたと思える大会にしたい」と意気込みを語った。