春日部東が昨夏、甲子園出場の聖望学園を破り、3回戦進出を決めた。

リベンジを果たした。昨秋の県大会3回戦で聖望学園と対戦。0-7で敗戦した。エース一郎丸弘輝投手(3年)は9回の1イニングのみの登板だったが、悔しさは今でも鮮明に脳裏に焼きついていた。「同じ相手に2回、負けられない」。自分に言い聞かせ、直球とスライダーを軸に、縦のカーブも交えながら打たせてとった。

3回には2つの見逃し三振と右飛で3者凡退。ベンチで迎えた長野庸平監督は思わず「かっこいいな~」と声をかけるほど、頼もしい投球で、9回を投げ6安打7奪三振3失点だった。

この日の勝利で、夏の県大会のシードを獲得した。「リベンジも達成できた。これからも、チームのために投げていきたい」。自信をつけたエースは、力強く話した。