宮城大会では柴田が古川に9-3で快勝。2年ぶりの3回戦進出を決めた。藤田大和投手(2年)が7回途中から救援登板し、2回2/3を無失点。打撃は1打数1安打1打点と存在感を見せた。
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21年春センバツ出場の柴田には頼れる背番号「2」右腕・藤田がいる。1回戦の多賀城戦は先発で7回0/3を1失点と好投し、この日は救援で待機。チームは3回までに5得点したが、平塚誠監督(50)は「勝てるという慢心みたいな、気持ちの緩みがあった感じがする」と、走者を出しても追加点を奪えず、6、7回と失点。3点差とされた7回1死一、三塁の場面で藤田に出番が訪れた。
「『自分が(流れを)変えないと』という気持ちで向かっていった」
いきなり適時失策で2点差とされたが、全く動じない。1死一、二塁から併殺打でピンチを切り抜けると、8回2死一塁の打席では甘く入ったスライダーを捉え、中越えに適時三塁打を放った。「ストレートを張っていた中で変化球だった。しっかり体重を乗せて、最後は気持ちで振り抜いた」と喜んだ。8回以降も走者を背負ったものの反撃は許さず、最後のアウトは投飛に封じ、ウイニングボールを手にした。
第5シードに雪辱し、先輩と甲子園出場の夢をかなえる。3回戦は17日、昨秋県大会準々決勝で0-1と惜敗した利府が相手。藤田は「同じ公立校として絶対に負けられない相手。利府だけを意識してしっかり練習に取り組んできたので、絶対に倒すという気持ちで臨みたい」。8強の切符は譲らない。【相沢孔志】

