<高校野球滋賀大会:彦根総合3-2瀬田工>◇17日◇2回戦◇マイネットスタジアム皇子山

瀬田工の投打の要であるプロ注目スラッガー・平田大樹(3年)とエース吉田翔湧投手(とわ、3年)は、プロ志望の意向を示した。

高校通算21本の本塁打を誇った平田は、4回の2打席目に左適時打を放ったが、この日は4打数1安打で1打点。「悔いの残る試合でした。みんなに迷惑をかけっぱなしでしたし、申し訳ないです。(昨年の)秋と(今年の)春は僕自身、不完全な状態でしたし、夏は僕が活躍して勝とうと思っていましたが…悔しいです」と肩を落とした。

平田は昨秋の県大会1回戦後、新型コロナに感染。その後も後遺症にも苦しみ、1カ月以上も学校を休んだほどだった。この夏、14日の初戦で本塁打を放ち、復活の兆しが見えていたが、2回戦で姿を消した。今後については未定だが、「(プロ志望届は)提出すると思います」と言い、球場を後にした。

エース吉田は9回128球を投げきった。1点差の惜敗となったが、「彦根総合は(昨秋から)一番のライバルだと思って頑張ってきました。力は出し切れましたし、相手の方が強かったということだと思います」と前を向き、「プロ志望届は出そうと思っています」と今後の展望について話した。