川之江が今治西を下して、21年ぶり6度目の優勝を決めた。

ノーシードから頂点をつかんだ。打線の援護もあり、3回戦と準々決勝では2試合連続2桁得点。準決勝の聖カタリナ戦では9回に3点を奪って逆転勝ちし、勢いそのままに愛媛大会を制した。

決勝では2点リードの9回に同点に追いつかれたが、10回にタイブレークを制してサヨナラ勝ち。最後は1死満塁から奥村大翔内野手が右翼へ適時打を放って試合を決めた。

◆川之江 1908年(明41)に創立された県立校。生徒数は503人(女子238人)。野球部は1950年(昭25)創部で、部員数は47人(うちマネジャー2人)。甲子園出場は春1度、夏6度目。主な卒業生は元日本ハム鎌倉健、元巨人篠原慎平。所在地は四国中央市川之江町2257。松木義明校長。