城西(東東京)が東亜学園に敗れ、79年以来の決勝進出を逃した。

4回に押し出し四球で1点を先制するも、5回に2本の適時打を浴び3失点。6、7回で4点を奪われ1-7で迎えた7回裏、梶幸太郎外野手(3年)の中適時二塁打などで3点を返した。しかし、直後の8回にまた3失点。その後も反撃ならず、4-10で敗れた。

先発した左腕・溝口博斗投手(3年)は4回まで無失点に抑えたが、1点リードの5回に四球と失策でピンチを広げ、2死一、二塁から同点の左前適時打を浴び降板。2番手のエース右腕・馬場力也投手(3年)も東亜学園打線につかまり勝ち越しを許した。

試合後、溝口はすっきりした表情で「ランナーは出してしまったけど、そこそこ試合はまとめられたのでよかったと思う」と振り返った。高校卒業後は独学で勉強しボートレーサーを目指す。「グラウンドに行く途中の道にボートレース場があって、そこで迫力のレースがあって。野球はチームプレーだけど、それと違って個人でできるのも良いなと思いました」。野球人生に区切りを付け、新たな夢に向かって突き進む。

【高校野球 各地のスコア・日程】