日大三(西東京)のエース安田虎汰郎(こたろう)投手(3年)が“伊勢エビチェンジアップ”で社(兵庫)打線を2安打に抑えた。9回を106球で、公式戦初の完封勝利。今大会の完封投手第1号となった。今年4月に就任した三木有造監督(49)は甲子園初勝利を挙げた。
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三木監督は試合後、アルプスに向かって深々と頭を下げた。地元の社の応援団にも負けない声援を受けて戦った。「選手がよく頑張って、この舞台に立たせてくれた。感謝です。日大三高という歴史があって、それを引き継いで、甲子園の舞台に立たせてもらった。つないでいきたいです」。
部長として何度も入ったベンチで、初めて指揮をとった。11年5月から今春まで部長を務めており、甲子園の期間中はいつも大忙し。今でも「部長グセが抜けないですね」と苦笑い。ついつい気になることも多いが、なるべく指揮に集中するように意識したという。
全国優勝2度を誇る伝統校。チーム宿舎には、OBが差し入れを持って来てくれる。社会人になっても、母校を応援してくれる気持ちがうれしい。「勝負には勝ち負けがあるけど、選手には『甲子園で野球ができる』と思ってほしい」と話した。

