第105回全国高校野球選手権に出場中の浜松開誠館が13日、北海(南北海道)と対戦する14日の2回戦に向けて兵庫・西宮市内で最終調整に励んだ。

県勢では18年の常葉大菊川以来5年ぶりとなる16強進出に向け、広崎漣外野手(3年)がフル回転を誓った。また浜松開誠館の佐野心監督(56)と北海の平川敦監督(52)が、両チームの印象などを語った。

    ◇    ◇    ◇

-相手校の印象は

佐野監督 明豊(大分)との試合でサヨナラ勝ちという、非常に勢いづく良い勝ち方をしている。

平川監督 のびのびとやってくる印象。雑誌でしか見ていませんが、ベンチの雰囲気や試合運びなど勢いに乗ったら怖いなと思う。今回は結構ウエートトレーニングを中心にということで、今までにないようなチームづくりをしているような気がする。

-マークする相手校の選手はだれか。

佐野監督 背番号「3」の熊谷(陽輝)選手が投打で活躍していて、チームの中心的存在だと感じる。

平川監督 投手が良い。エースの近藤(愛斗)選手は1回戦で常時140キロ台を投げていた。広崎(漣)選手も後半に登板してきてきっちり抑え、打撃も結果を残していて二刀流のような形になっている。

-2回戦では、どんな戦いをしたい。

佐野監督 相手との戦いではない。生徒たちは日々成長している。その成長を見守りたい。1戦1戦、成長していく姿を見たいと思う。

平川監督 うちはあまり打てないので点数を取られてしまったら、ちょっと厳しい戦いになる。投手陣が何とかしのいで、ついていきたい。仮定でプレーをしない。「捕られるだろう」「アウトだろう」ではなく、1つ1つのプレーをしっかりできるようにしたい。一戦必勝で1つずつの戦いをしっかりやりたい。