日本がスーパーラウンド初戦で韓国に快勝。先発の前田悠伍投手(3年=大阪桐蔭)が4回無失点と好投。7番知花慎之助外野手(3年=沖縄尚学)が先制打とダメ押しの2安打4打点と活躍した。

馬淵史郎監督(67)の一問一答は以下のとおり

 

-ゲーム前はどういうことを考えていたか

「どちら(韓国かプエルトリコ)が来ても心構えしとけ」とは選手に言っていた。まあ、昨日の展開で(韓国がプエルトリコに)5-1でサスペンデッドだったので、おそらく韓国が当たるんじゃないかと予想はしていましたので。別に慌てなかったですけど。かえって向こうの方が大変だったんじゃないでしょうかね。

-先発の前田が素晴らしい投球で試合をつくった

前田があれぐらい投げてくれないとこれからのあとが見えてこない。よく彼らしいピッチングで投げてくれたと思います。

-球数も含めて理想的だった

そうですね。2ボール1ストライクが結構多かったのでね。もしかしたらもう1イニングいけてくれたら最高の状態だったんですけど。まあ、球数があるのでね。中1日、中2日になるとどうかなということをいろいろと考えながら思い切って森に代えたんですけど。まあ、よく森も1点で抑えてくれたし、武田も抑えてくれたし、理想的な勝ち方だったと思いますけどね。

-下位打線が打ってくれた

下位を打ってるといっても、自分のところのチームでは4番とか3番とかそういう選手ばっかりなので。打線がだんだんつながりだしたというか。上位がダメでも下位、下位から上位につなげる形でいい形になった。こっからスーパーラウンドを思い切ってみんながいってくれたら最高にいいんですけどね。

-展開的にも山田の本塁打は大きかった

大きかったですね。2点差と3点差じゃ、残り1イニングでは全然違いますので。本当に大きな1発だったと思います。

-知花を選んだ理由、決め手は

甲子園でも随分活躍したでしょ。決め手になったのは、(他が)左打者ばっかりだったから。外野手が右が必ず1人は欲しいところ。そうなったら、甲子園の活躍見たら知花かなと思って。去年の神宮大会の時にも打ちまくったんですよ。その時からいいなとは思っていた。センバツも良かった。夏大会前、沖縄の予選でちょっとバッティング崩してたらしいんですけど、甲子園で再び打っていたんですよ。これは選びだなと思って決めた。あらためて、ミスをしない野球っていうのが大事になってくるなと感じました。

-スーパーラウンド初戦を取った意味は

初戦から乗っていかないと。トーナメントに慣れているので、トーナメントの気持ちで戦おうと合言葉にしている。

-小林も戻ってくる

そうですね。明日、小林使えるかどうかギリギリのところ。今日はもう体を動かすだけ。いきなりやってどこかを壊してもいけないし。本人はだいぶ動けるようになったと言うので、コンディションを見極めながら。やっぱり場所が場所なので、慎重にやりたいと思います。

-明日への意気込み

一戦も落とせない。とにかく一戦必勝でみんなで力を合わせていきたいと思います。