瀬戸内(広島)野球部の新監督にプロ野球広島で選手、コーチとして活躍した永田利則氏(61)が就任した。広島でともにプレーした長内孝氏(66)もコーチに就任した。2人は10月から指導をスタートした。

内野手だった永田氏は引退後、19年まで26年間にわたって広島で1、2軍のコーチを務めた。広島商出身だが、元プロでもある父徹登氏が同校OBという縁があり、打診を承諾した。

瀬戸内は甲子園に春夏通算5度出場。最後の出場は18年春。夏はオリックス山岡泰輔投手(28)がエースだった13年が最後。近年の広島は広陵や広島新庄が安定して上位を占める状況で、元広島コンビが強豪復活を託された。

 

◆永田利則(ながた・としのり)1961年(昭36)10月9日生まれ。広島市出身。広島商で77年夏、79年夏の甲子園出場。79年ドラフト2位で広島入り。87年に南海に移り、90年限りで引退。46試合出場、打率1割9分7厘。引退後は広島スコアラーをへて94年から26年間、広島の1、2軍コーチを務めた。

◆長内孝(おさない・たかし)1957年(昭32)8月30日生まれ、青森県生まれ。桐蔭学園から75年ドラフト3位で広島入り。一塁手、外野手で84、86、91年にリーグ優勝。93年、横浜(現DeNA)で引退。通算1020試合、打率2割5分、632安打、104本塁打。94年から11年間、広島コーチを務めた。