履正社が14安打8得点で快勝し、近畿大会出場を決めた。

先発のエース高木大希投手(2年)は初回からエンジン全開。力強い直球を軸に3者連続三振を奪った。降雨の中でも6回1安打無失点、6奪三振と安定感抜群。「ストライク先行で、強い球で押せた」とうなずいた。

今夏背番号11で甲子園のマウンドを経験した右腕。「周りから見られる目も変わった。背負っている感じ。自分が引っ張らないといけない」。上級生としての自覚は十分だ。1日の東海大大阪仰星との準々決勝でも5安打13奪三振で完封し、試合を重ねるごとに自信をつける。

8日に行われる決勝の相手は今夏の大阪大会決勝と同じ大阪桐蔭。高木はこの試合で3安打完封勝利を挙げた福田幸之介投手(3年)に憧れる。「先輩を超えたい。失点を抑えて三振を多く取りたい」と強力打線に挑む。