DeNA3位の山形中央・武田陸玖投外野手(3年)が28日、山形市内の同校で八馬幹典(48)、河野亮(52)両スカウトから指名あいさつを受けた。

「ハマの番長」のもとで進化を遂げる。DeNAには三浦大輔監督(49)をはじめ、今永昇太投手(30)ら球界を代表する選手が多数在籍。武田は「毎日が勉強。1日1日努力して、厳しい中でも自分らしさを忘れずに、長く応援される選手になりたい」と意気込んだ。同席した母浩美さんは「幼少期から何も変わらず優しい子。みなさんから愛される選手になってもらいたい」と背中を押した。

球団は「投打で評価しているが、打撃に関しては天才的な感覚」と高評価。「苦しい時も、良い表情で野球をしている。横浜スタジアムでもこういう姿で羽ばたいてほしい」と期待を寄せた。投打二刀流に注目が高まるが、現時点での方向性は未定。「本人と話し合って、(武田が)一番輝く方向性を決めていく」と語った。

甲子園の舞台には立てなかったが、信じ続けた結果がようやく実を結んだ。新天地での躍動を誓った二刀流が、大きな1歩を踏み出した。

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