早実が関東第一に敗れ、来春のセンバツ出場が厳しくなった。

2回に先発の国光翔投手(2年)が2死から乱れ、四球、内野安打、四球で満塁とすると、押し出し死球で先制点を献上。2番手の中村心大投手(1年)に継投したが、2番坂本慎太郎外野手(1年)に左前適時打を運ばれて、2点目を与えた。

4回にも連続適時打、7回にも適時三塁打でリードを広げられた。

打線は関東第一の先発、畠中鉄心投手(2年)の前に6回まで3安打無得点と沈黙。8回に主将で1番の宇野真仁朗内野手(2年)が左翼席へソロ本塁打を運んだが、流れは変えられなかった。

和泉実監督(62)は「(8回途中まで無得点で)本当にごめんなさいって感じだったんですけど1発出てくれたので、今後にもつながった」と8回に飛び出した1発を振り返った。

早実は清宮幸太郎(現日本ハム)を擁した17年以来、センバツ出場から遠ざかっている。