日本高野連は19日、岩手県の盛岡誠桜が憲章違反が疑われている事象についての調査及び報告を複数回拒否していることを発表した。日本高野連によると調査に応じてもらえないことは初めてのケースだという。

昨年8月に岩手県高野連に野球部の憲章違反が疑われる事象についての情報提供があった。同校に対して岩手県高野連は調査及び報告を求めたが、同校は学校の自治などの理由から11月27日に文書で拒否を示した。調査・報告の義務に応じなかったことは過去にない。

今年1月に入り、岩手県高野連が同校に日本学生野球憲章違反と通知し、同16日に日本高野連が岩手県高野連から不祥事報告書を受領。そして、同24日に日本高野連の審議小委員会で同校野球部に対して厳重注意措置と2月7日までの調査・報告を求める付随的指導を決定した。

しかし同校が再び従わなかったため、同16日に厳重注意措置と2月26日までに調査・報告を求める付随的指導を決定した。2月19日時点では回答待ちの状況。

盛岡誠桜は私立校で、甲子園の出場はない。