常総学院(茨城)が日本航空石川を1-0で破り3年ぶりの白星を挙げた。

先発の小林芯汰が5安打完封、9三振を奪った。140キロ直球にカットボールなど変化球にもキレがあった。6回にスーパーキャッチを見せたセンターの池田翔吾らバックの堅守も光った。

打線は0-0で迎えた6回、1死三塁から4番武田勇哉が右犠飛を放ち決勝の1点を奪った。

元日の能登半島地震で被災した輪島市に学校のある日本航空石川は2年生左腕の猶明(ゆうめい)光絆が好投。常総学院打線を8回途中まで1点に抑えたが打線の援護がなかった。帽子のツバの裏には「笑顔 感謝 恩返し」の文字。関東の強豪相手に善戦したがあと一歩及ばず。6年ぶりの白星はならなかった。