報徳学園(兵庫)が昨春に続き大阪桐蔭を破り2年連続の4強入りを果たした。昨年は準決勝で対戦し7-5で勝利。大阪桐蔭とは甲子園対戦成績を2勝1敗とした。

先発のプロ注目右腕今朝丸裕喜が快投。188センチの長身から145キロ前後の角度ある直球とスプリットで大阪桐蔭打線を圧倒した。7回まで3安打無失点。8回に1点を失ったが最少失点で完投した。今朝丸は昨年の同カードでも勝利投手になっており2年連続で大阪桐蔭から白星を挙げた。

打線は1回、大阪桐蔭・平嶋の立ち上がりを攻め、連続四球と敵失で無死満塁。4番斎藤佑征の左前適時打と内野ゴロの間に2点を先制。1点差に迫られた8回には敵失から好機を広げ5番安井康起の適時打、暴投で2点を奪った。

大阪桐蔭は8回に一時は1点差に迫ったが3年連続の4強入りを逃した。西谷浩一監督は母校に敗れ70勝到達ならず。さらに大阪勢の春夏甲子園400勝目も夏以降に持ち越しとなった。

<30日の準決勝組み合わせ>

第1試合:星稜(石川)-高崎健康福祉大高崎(群馬)

第2試合:中央学院(千葉)-報徳学園(兵庫)