報徳学園(兵庫)が、高崎健康福祉大高崎(群馬)に接戦の末に敗れた。2年連続の準優勝は1933年の明石中以来91年ぶり。大角健二監督(43)は「悔しさ100%です」と下唇をかみしめた。

初回2死一、二塁から5番安井康起外野手(3年)の右翼線への適時二塁打で、相手のミスもあり2点を先制。しかし、直後に先発した今朝丸裕喜投手(3年)が2点を失い、同点に。3回1死三塁から高山裕次郎内野手(3年)に勝ち越しとなる右前タイムリーを浴びた。

1点ビハインドの6回には無死一、三塁のチャンスをつくりながら、ヒッティング作戦が失敗し、ビッグチャンスを逸した。大角監督は「一気に2点を取りにいってしまって、欲を出してしまった。私の甘さというか、判断ミスでした」と悔やんだ。

1点ビハインドのまま試合が進み、今朝丸は8回3失点と力投。最後まで追い上げ届かず、無念の2年連続で決勝で敗戦となった。

◆2年連続準優勝 報徳学園は昨年に続き準優勝。センバツでは同じ兵庫県勢の明石中が32年決勝で●0-1松山商、33年決勝で●0-1岐阜商と続けて以来、91年ぶり2度目。