高校女子硬式野球の名門・開志学園が新監督の佐藤忠行監督(49)の下で3日に始動した。

高校野球の現場に身を置いてきたが、22年間勤めた県高校教員を辞して未知の世界に跳び込んだ。「白紙の状態で挑戦したい」。新潟市白根野球場での初練習は紅白戦で選手の可能性を探った。

開志学園は21年春の全国高校女子硬式野球選抜大会で優勝し、22年夏の同選手権では準優勝。佐藤監督は長岡向陵で甲子園を経験し、松井秀喜のいた星稜(石川)と92年夏1回戦で闘っている。日体大卒業後は青年海外協力隊員としてパラオで野球指導。「パラオの純粋な姿勢。高校野球の厳しさ。2つをベースに指導したい」と抱負を話した。