野球のU18(18歳以下)日本代表候補の強化合宿2日目の5日、奈良県内で7イニング制の紅白戦2試合を行い、両軍の女房役がアピール合戦を展開した。

紅組は高崎健康福祉大高崎(群馬)のセンバツVに貢献したプロ注目の箱山遥人捕手(3年)が木製バットで左翼へ本塁打を放ち、守っては計14イニング無失点。「うまく引き出せるように、(投手の)プライドを傷つけないように」と個性を尊重するリードで快投を導いた。

白組の広陵(広島)只石貫太捕手(3年)は3方向に3安打を放ち、守備では2度の二盗阻止。「箱山はいい捕手。見て学んで技術向上に生かしたい」。宿舎では同部屋で、互いを意識し合う間柄。互いにチームの主将を務め、U18の主将候補にも挙がる。合宿は6日に最終日を迎える。