<高校野球埼玉大会:宮代16 -1越生・日高・鳩山>◇12日◇1回戦◇レジデンシャルスタジアム大宮
鳩山は25年度いっぱいで閉校する。現在、野球部員は岩井ただ1人で、このままだと最後の野球部員となる。
自転車競技部に入部するつもりで入学した。だから、高校で野球をするつもりはなかった。しかし、祖父に5歳からしていた野球を続けることを提案され、高校でも白球を手にすることを決めた。
野球部に入部したものの、部員は自分だけ。練習は副顧問の斉藤優哉先生と2人でキャッチボールやノックを行っていた。1人だと、できることは限られていた。その分、連合チームでは「打撃練習みたいな普段できない練習ができた」と楽しんだ。他校の選手ともすぐに打ち解けることができた。「連合チームのおかげで、コミュニケーション能力が上がった」。学びも多かった。
チームは5回コールドで敗れた。岩井に出番が回ることなく、三塁ベースコーチとして高校野球生活を終えた。それでも「楽しく野球ができた。3年間野球ができてよかった」と晴れやかに振り返った。今後は自動車整備士になるため、専門学校への進学を目指す。「進学先に野球チームがあったらまた野球をやりたい」。鳩山野球部での3年間を胸に、次のステージへ羽ばたく。【野見山拓樹】

