東海大札幌が10-0の5回コールドで札幌北を下し、初戦を突破した。双子の兄で7番の太田勝心(まさむね)外野手と、4番の弟勝馬(しょうま)内野手(ともに2年)が2打点ずつを挙げて勝利に貢献。遠藤愛義新監督(40)の采配初戦を白星で飾った。
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顔も体形もそっくりな太田ツインズの暴れっぷりに、遠藤新監督がうなずいた。「気持ちで攻める。前を向く。やりたい野球ができました。すごく信頼のおける2人です」と、目を細めた。
初回に試合を決めた。4番の弟勝馬が1死一、三塁で、左越えに先制の2点適時二塁打。1点を追加した直後の1死二、三塁では、7番の兄勝心が、左中間に2点適時三塁打を運んだ。兄は「初めて一緒に公式戦に出ました。2人とも活躍できて良かった」と会心の表情で言った。
自宅では向かい合って素振りをし、一緒に風呂にも入る。1年秋に兄が先にベンチ入りすると、弟は「悔しかったので」と、自宅でベンチ内のことを聞き、打撃のアドバイスも受けた。逆に2年春に弟がベンチ入りし、兄が外れると、逆の展開となった。
大会2週間前の関東遠征では、花咲徳栄(埼玉)との練習試合で弟が4安打を記録、兄は代打適時二塁打を放った。指揮官の母校・東海大相模戦でも躍動し、初の同時スタメンを射止めた。遠藤監督は「いつも一緒にいる、切磋琢磨(せっさたくま)する双子」。準優勝した15年春以来のセンバツへ、太田ツインズが、東海大札幌のシンボルになる。【中島洋尚】

