聖隷クリストファーが4年ぶりの優勝を狙った静岡を3-1で下し、1985年(昭60)の創部以来、春夏通じて初の甲子園出場を決めた。
初回。2死から四球と単打で一、二塁と好機を広げ、5番谷口理一内野手(3年)が左中間に2点適時三塁打を放った。幸先よく先制に成功すると、4回には2死二塁から1番大島歩真内野手(2年)の中前適時打で1点を追加した。
援護を受けた先発のエース左腕・高部陸投手(2年)も、好投した。失点は4回の1点のみ。9回を散発4安打に抑え、完投した2年生エースは「うれしすぎて言葉にならない。甲子園に行くことが夢だった。高校としても悔しい思いをしてきた分、この1勝は本当に大きいと思う」と胸を張った。
20年は夏の静岡大会で優勝したが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で甲子園大会が中止に。21年は秋の東海大会で準優勝しながら、翌年のセンバツは東海地区2枠の選外に泣いた。昨夏は決勝で掛川西に敗れており、近そうで遠かった聖地への切符を、創部40年でつかんだ。
◆3元号で指揮 聖隷クリストファー・上村敏正監督は監督として母校の浜松商で85~93年に6度(春4度、夏2度)、掛川西で09年春に甲子園出場。過去に昭和、平成、令和の3元号で甲子園に出場した監督は阪口慶三監督(東邦、大垣日大)、佐々木啓司監督(駒大岩見沢、クラーク)、小倉全由監督(関東第一、日大三)の3人。今大会では開星・野々村直通監督も府中東監督時代から昭和、平成に次ぐ3元号出場となった。同一都道府県3校を甲子園に導いた最近の監督は今年春の神谷嘉宗監督(浦添商、美里工、エナジックスポーツ)以来になる。
◆聖隷クリストファー 1966年(昭41)創設の私立校。01年に聖隷学園から現校名に変更。生徒数933人(女子511人)。野球部は1985年創部で部員は73人。甲子園出場は春夏通じて初。主なOBはパラ競泳選手の鈴木孝幸、元中日の鈴木翔太。所在地は浜松市中央区三方原町3453。上村敏正校長。

