春夏通じて甲子園初陣の綾羽が、優勝候補筆頭の横浜(神奈川)を相手に善戦した。

先手をとったのは、綾羽。初回に山本迅一郎捕手(3年)の犠飛で1点を先制した。だが5回、横浜に追いつかれ、6回に2点の勝ち越しを許した。先頭から2者連続死球で無死一、二塁とされ、次打者の犠打を処理した藤田陸空(りく)投手(3年)が三塁へ悪送球。2人の走者をかえしてしまい、痛恨の失点となった。

8回にも失策がからんで2点を失い、じわじわと引き離された。だが中盤まではセンバツ王者と互角に渡り合い、満員の三塁側アルプスの熱い応援に応えた。

千代純平監督(36)は「織田君が出てきて、いきなり152キロを出したところで、甲子園の雰囲気をいっぺんに持っていかれてしまった」と流れを変えたのは相手2年生右腕の登場と指摘。一方、教え子たちの大奮闘に「ネコのひっかき傷くらいは残せたと思います。でも、ひっかき傷では勝てない」と、頑張りを勝利に導く方法を模索していく。

午後10時46分に終わった高知中央との初戦は、甲子園史上最も遅い終了試合。2回戦は優勝候補を途中まで苦しめ、綾羽ナインは初めての甲子園に別れを告げた。

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