<高校野球:練習試合>◇6日◇立川市・日大二グラウンド

 一昨年の西東京大会準Vの日大二が、大会前の最後の練習試合で東大和に16-0で大勝した。4点リードの6回、熊井裕介内野手(3年)の右越え3点適時三塁打などで打者一巡、7得点の猛攻。9回にも4安打で4点とダメを押し、合計16安打で打ち勝った。投げてはエース竹内亮投手(3年)ら、3日に関東一(東東京)を継投で完封した5投手が次々と登板。2回の1安打だけでシャットアウトした。

 投打に圧倒の試合内容にも、田中吉樹監督(53)は渋い顔だった。理由は、5四球を出したバッテリーの配球ミス。「ボケボケですよ。試験ボケかな。今日は英語と古典の試験があったらしいから(笑い)」。6回から捕手に入った熊井も「ピッチャーに合わせたリードができなかった」と課題を口にした。

 チームは開幕日の10日、杉並工戦で初戦を迎える。田中監督は「初戦を乗り切れれば、15日(の国立戦)まで日が空く。そこでもう1回、エンジンをかけ直して上がっていければ」。試験モードの頭を、いかに早く切り替えられるかもポイントになりそうだ。