<高校野球兵庫大会:東洋大姫路5-2星陵>◇25日◇5回戦

 東洋大姫路が、兵庫で優勝した06年以来5年ぶりに8強に進んだ。初回にエース原樹理(3年)の犠飛で1点を先制。2回に追いつかれたが、4回に林大地外野手(2年)の適時打などで2点を勝ち越し、そのまま星陵の反撃をかわした。今大会初先発の原は、4試合目の登板で初めて点を失ったが、粘り強く投げて8安打2失点完投。藤田明彦監督(54)は「原はずっと状態はよくないが、7回以降は緩急を使ってうまく投げた。そういう投球を目指してきたんです」と、3イニングを完全に抑えた終盤の投球を認めていた。