<全国高校野球選手権:大阪桐蔭3-0光星学院>◇23日◇決勝

 閉会式での大会総評で甲子園がざわつくシーンがあった。奥島孝康日本高野連会長(73)が「地方大会では有力校が次々と敗退するなど、夏を勝ち進む難しさを痛感させられました。その中で全国大会に駒を進めた49代表は、記録と記憶に残る戦いを演じてくれました」と話した後、「とりわけ残念なのは花巻東(岩手)の大谷投手をこの甲子園で見られないこと」と異例の個人的見解を述べた。その直後から大会本部には「盛岡大付が岩手代表で出場しているのに失礼ではないか」という数件の抗議電話が寄せられた。大会本部の関係者は「ああいう場で申し訳ない」と、会長の発言について陳謝した。