宮崎県高野連は15日、宮崎市内で夏の全国選手権大会の代表校を決める宮崎大会(7月10日開幕)の運営委員会を開き、同県で発生した口蹄(こうてい)疫の感染拡大防止のため、開会式の中止を決めた。大会を予定通り開催する方針は変わっていない。

 検討している応援団や観客の入場制限は7月1日の臨時理事会で決定することになった。無観客試合の可能性について猪股整理事長は「最悪のこと」とし、できる限り避けたい意向。また使用予定だった球場がある生目の杜運動公園が現在閉鎖されており、状況が変わらなければ会場変更も同理事会で話し合う。24日の抽選会も人数制限し、監督か部長のどちらかの参加にとどめた。

 同高野連は5~6月に予定していた県選手権の予選と本戦を中止し、口蹄疫が終息するまでは県内外を問わず、対外試合のすべてと他校との合同練習の中止も決めている。