<高校野球千葉大会>◇19日◇4回戦

 拓大紅陵が5-7と習志野に逆転負けを喫した。4-4で迎えた8回表に3番中野拓躍外野手(3年)の左越えソロ本塁打で1点勝ち越したが、直後の8回裏に再逆転された。昨夏準決勝と同じ顔合わせだったが、2年連続の勝利はならなかった。

 8回裏、習志野先頭の本山貴士外野手(3年)の二塁へのゴロを、主将の佐藤大樹内野手(3年)が捕球し損ねた(記録は失策)。続く3番打者の強攻策で無死二、三塁とされる。4番山下斐紹捕手(3年)に決勝の2点適時打を浴びるなど、この回3失点で力尽きた。敗戦に涙の止まらない佐藤は、ロッカーに入る際、ナインに「ごめん」と言うのが精いっぱい。報道陣に質問にも、うなずくだけで言葉にならなかった。