<高校野球宮崎大会>◇30日◇決勝

 延岡学園が宮崎一を6-2で破り4年ぶり6度目の甲子園出場を決めた。序盤に先発坂元悠貴投手(3年)が2失点すると、5回2死二塁から押川龍太内野手(3年)が今夏初登板し、2回2/3を無失点に抑え、再び坂元につないだ。攻撃では4番浜田晃成内野手(2年)がサイクル達成目前の4安打で引っ張り、今大会チーム最多の14安打で終盤に突き放した。大きな被害を出した口蹄(こうてい)疫の影響でさまざまな困難があったが、それを乗り越えた。押川主将は「宮崎県53校の分も頑張ります。口蹄疫で苦しんだ人たちに希望と感動を与えるためにまず1勝したい」と誓った。