エンゼルスのミッキー・キャロウェー投手コーチ(44)が7日(日本時間8日)、日米メディアによる電話取材に応じ、投打の二刀流で復活を目指している大谷翔平投手(25)の現状について明かした。「180フィート(約55メートル)くらいか、もう少し長い距離で遠投をしている。間もなく、マウンドから投げるだろう」と話し、ブルペン入りは間近だという。

大谷はアリゾナ州テンピで行われていたキャンプで6度、ブルペン入り。当初、5月中旬とされていた復帰マウンドへ向け、球数と強度を徐々に上げていた。3月中旬にオープン戦とキャンプが中断となり、その後は、カリフォルニア州アナハイムの本拠地で右肘のリハビリを続けている。

実戦を想定した投球の時期など今後について、同コーチは「推測は非常に難しい」とメジャー開幕の時期が不透明な現状を考慮しながら、「180フィート(約55メートル)、それ以上の距離を投げられるというのは、状態がいいということ」と前向きに話した。調整は順調に進んでいるようで、「腕の状態も良さそうだし、非常にいいボールを投げている」と評価した。

同コーチは現在、フロリダ州の自宅に戻っているが、選手とコーチ間でメッセージのやりとりや、オンライン会議システム「Zoom」を利用して週1度のミーティングを行うなど、それぞれの投手陣の情報を随時、共有している。