MLB公式サイトは11日、元ドジャースの野茂英雄氏(53)の軌跡をたどった特集記事を掲載した。

「27年前、野茂英雄がMLBを変えた」と題した同記事では、まず「現在のMLBを日本選手の影響抜きで考えることは難しい。大谷翔平は言うまでもないが、他にもダルビッシュ有、前田健太、田中将大、黒田博樹、松井秀喜、偉大なイチロー、そして他にも大勢。だが、彼らの前には、野茂英雄がいた」と紹介。「ドジャースが95年2月13日に野茂獲得を正式に発表した。その日、MLBが良い方向に永久に変わった」と、野茂氏がMLBに与えた影響の大きさが伝えられている。

記事内では、近鉄時代からメジャー移籍後までの複数のエピソードを時系列で紹介。渡米前の90年の日米野球では、来日したバリー・ボンズやケン・グリフィーらがトルネード投法に驚き、ランディ・ジョンソンは「君はメジャーに来るべきだ」と本人に直接伝えたという。また、当時は現在のようなポスティングシステムがなく、本人以外にも代理人の団野村氏やアーン・テレム氏らが尽力して移籍を取りまとめた。「批判を恐れず、常識にとらわれないマインドを持つことが必要とされた」などと、当時の苦労がつづられている。

ドジャースに入団した95年は13勝6敗、防御率2・54、両リーグ最多236奪三振を記録し、新人王を獲得。オールスターでは先発投手を務めた。96年と01年にノーヒットノーランを達成した際の動画なども紹介されている。14年の殿堂入り投票では得票率1・1%で初年度に資格を喪失したが「もし殿堂入りが球史に大きな影響を与えた先駆者に門戸を開くのならば、野茂氏は当然の選出だろう」と伝えている。