MLB公式サイトは9日(日本時間10日)、「大谷がエンゼルスに残留する5つの理由」と題した記事を掲載した。いかにエ軍が大谷に適した球団であるかを列挙。ドジャース移籍が最有力とみられる中で、6年間在籍したチームの有利な点を解説した。

(1)大谷がエンゼルスとともににベストを尽くせる 大谷はメジャーリーグで最も優れた選手であり、野球界の顔となった。だが、これは移籍当初から確定的な結果ではなかった。エ軍だからこそ二刀流を認めてもらえた側面がある。移籍して最初の春季キャンプでは打撃面で苦労し、一部のスカウトは経験を積むためにマイナー行きを主張した。大谷が最初の右肘を受けた際には、指名打者か野手に専念する方がよいとも考えられた。だが、エ軍は出場制限を取っ払い、投打二刀流でどちらも好成績を残す起用法を選択した。

(2)なじみ、快適さ、確立された関係 6年間プレーし、選手とチーム間に強固な関係が築かれた可能性がある。また、ニューヨークなど大都市の球団ではメディアの存在が大きく、これまで通りの取材制限が難しくなる可能性がある。

(3)エンゼルスは大型契約を恐れたことがない トラウトの12年4億2650万ドル(約640億円)の契約は、総額では現在もMLB史上最大。レンドンの7年2億4500万ドル(約368億円)、プホルスの10年2億4000万ドル(約360億円)も、いまだにトップ20にランクインしている。トラウトとレンドンの契約は大きな負担だが、他の球団ができないような大型契約を提示してきたのも事実だ。

(4)ライバルチームが獲得することを避ける 同じア・リーグ西地区のマリナーズ、レンジャーズ、同じ南カリフォルニアが本拠地のドジャース、パドレスと契約するのはつらい。積極的に契約延長を持ちかける動機となる。

(5)エンゼルスには大谷が必要 大谷がいても競争力があるチーム編成ができなかった。だが、大谷がエ軍を「見る価値があるチーム」にした。かつてないほど市場価値の高いスーパースターとなり、トラウト以上に、アナハイムの魅力となった。