県岐阜商・高橋純平投手にはソフトバンク、日本ハム、中日の3球団が1位入札。抽選の結果、ソフトバンクが交渉権を獲得した。

 ソフトバンク工藤監督のくじ引き順は最後。緊張のあまり? 右手で引いたくじを1度落としてしまったが、見事に交渉権をゲット。きょとんとした表情で喜びを表現した。岐阜県内の会見場で見守る高橋もほっとした表情を見せた。

 「マウンドに立つより緊張した」と工藤監督。「一緒に野球やろう!」と左手でこぶしを作って高橋に呼びかけた。

 高橋は「小さいころからの夢だったプロのスタートラインに立ててうれしいです」と笑顔。ソフトバンクの印象について「レベルの高い選手がそろっている」と答え「自分も早くその中で活躍できるように頑張りたい」。入団に前向きかと問われると「はい」と即答した。

 同投手は最速152キロを誇る高校NO・1右腕。

 ◆高橋純平(たかはし・じゅんぺい)1997年(平9)5月8日、岐阜市生まれ。小学2年から梅林スポーツ少年団で野球を始め、梅林中時代は揖斐本巣パワーボーイズに所属。県岐阜商で1年春からベンチ入り。今春センバツ1回戦の松商学園戦で150キロを2度マークするなど8強入り。夏は左太もも肉離れの影響もあり甲子園出場を逃したが、U18W杯代表に選ばれた。183センチ、78キロ。右投げ右打ち。