巨人高橋由伸新監督(40)が26日、都内で監督就任会見を行った。第18代監督に就任した高橋新監督は、重責を感じつつ神妙な表情で思いを語った。

 濃紺のスーツに身をまとった高橋新監督は「大変重たいというか責任ある役割になるが、今まで先輩が作り上げてきた伝統を守りつつ、また、自分らしさを出していきたい。不安はあるけれども覚悟を持ってまい進していきたい」と決意表明した。

 ◆高橋由伸(たかはし・よしのぶ)1975年(昭50)4月3日、千葉市生まれ。桐蔭学園では1年からレギュラー。慶大では東京6大学リーグ新記録の通算23本塁打を放った。97年ドラフトで巨人を逆指名して1位入団。新人王は川上(中日)に奪われたが、1年目の98年に打率3割、新人初の満塁本塁打2本、勝利打点13度を記録。打率3割を7度マークしている。03年の11打数連続安打、07年の先頭打者本塁打シーズン9本はプロ野球記録。今季は打撃コーチを兼任した。04年アテネ五輪出場。ベストナイン2度、ゴールデングラブ賞7度。180センチ、87キロ、右投げ左打ち。今季年俸1億5000万円(推定)。