ポスティングシステムを利用した大リーグ挑戦を目指す広島前田健太投手(27)が24日、今オフ初めて球団との会談を行った。鈴木清明球団本部長とマツダスタジアムで約1時間話し合い、メジャー挑戦への思いを強く訴えた。

 大リーグ挑戦をあらためて球団に希望した前田の思いとは-。話し合いを行った後、前田がメジャー挑戦を求める理由をたっぷりと語った。

 -球団との話し合いは

 前田 はい。しました。自分の気持ちというのは伝えました。

 -鈴木本部長からの話は

 前田 いろいろと。(内容について)それは言えない。

 -すっきりしたか

 前田 別にモヤモヤしていなかった。プレミア12が終わってからということだったので、自分の思いを伝えないといけないということは思っていました。終わってすぐ鈴木さんの方から話し合いの場をつくってもらい感謝しています。早めにできて良かったと思います。

 -鈴木本部長とは今後も何度か話をするのか

 前田 それはまだ分からないですけど、今日で全部が決まったわけではないので、話はすると思います。 

 -メジャーへの思いは

 前田 年々思いは強くなりますし、何年前ですかね、契約のときに口にしてからいろんなところでメジャーの話を聞かれますし、メジャーへ行くのかと声をかけられることもあった。

 -メジャーを目指す理由

 前田 いろいろですね。また違う野球だと思うので。全員が全員、挑戦できるものではないと思います。自分が行ける可能性があるなら行ってみたい。日本人選手がたくさん行っている中で、なかなか思うような結果を残せていないし、日本のようにうまくいかなかったりしている。だからこそ行きたい。日本のレベルが低いというのは違うと思うんですが、規模が全然違う。チーム数から違う。今だったら(ポスティング制度を利用したら)手を挙げてくれるところもあるかもしれない。だから行きたいというのもある。可能性が0ならそういう気持ちにならないと思う。

 -トレーニングは

 前田 全然決めていないです。12月は自由にというか、できるときにできる場所でと考えています。そこまでこだわりはないです。ただ例年よりもあまりイベントに出るということはないかもしれません。

 -今後について

 前田 自分の思いだけではどうにもならないので、球団と話をして進められればいいなと思います。