阪神は4日、マウロ・ゴメス内野手(31)とドミニカ共和国サントドミンゴ市内のホテルで来季契約を更新したと発表した。1年契約で推定年俸は2億円。すでに金本監督は4番の筆頭候補に名前を挙げるなど打線の軸として期待している。

 ゴメスは新体制で迎える3年目に意欲をにじませた。「タイガースに戻ることができ、大変うれしい気持ちでいっぱいです。帰国前に金本監督から言われた通りに、しっかりトレーニングをしています。来シーズンがベストイヤーになるように頑張ります」。指揮官から冬の宿題を与えられ、せっせと練習に励んでいるという。

 今季は打点も100を割り、本塁打も1年目から9本減の17本塁打と全体的に打撃成績が下がった。日本での先輩だったマートンは今オフで退団。新たに加入するマット・ヘイグ内野手(30=ブルージェイズ)のアニキ分としても引っ張らなければならない。

 高野球団本部長は「監督とも相談をして、残留の方針になっていました。(渉外担当者からも)2月1日に向けて、今もトレーニングを続けていると聞いていますし、活躍を期待しています」と大暴れを願った。