オリックスからドラフト1位指名された青学大・吉田正尚外野手(22)が「メジャーMVP級」の活躍を誓った。4日、出身地の福井にて契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円(金額は推定)で仮契約を結んだ。背番号は本人の希望もあり、今季ナ・リーグMVP&本塁打王に輝いたナショナルズのブライス・ハーパーと同じ34に決定。映像を見て打撃のヒントを得てきた。

 「同じ右投げ左打ちだしあこがれがある。プロ野球には魅力が必要。ハーパーのように自分も打撃で『おーっ』となる選手になりたい。3割、30本打てるように頑張りたい」

 背番号34は400勝投手金田正一の活躍があり、山本昌ら左腕のイメージが強い。イチローと言えば51のように、吉田正も自分の番号にするつもりだ。大学日本代表4番を打ったスラッガー。大目標には名球会入り、そして球団初の永久欠番にすることを掲げた。【大池和幸】

 ◆吉田正尚(よしだ・まさたか)1993年(平5)7月15日、福井県生まれ。6歳から野球を始め、足羽中では鯖江ボーイズに所属。敦賀気比では2度甲子園に出場。高校通算52本塁打。青学大では1年春から出場し、今秋は東都大学リーグ2部3冠王を獲得。家族は両親と兄。173センチ、80キロ。右投げ左打ち。