阪神の四藤慶一郎球団社長は9日、呉昇桓投手が東南アジアでカジノに興じた疑いでソウル中央地検から取り調べを受けたと、同選手サイドから連絡があったことを明らかにした。阪神は保留選手名簿から外して自由契約選手としたが、残留交渉は続けていた。

 同球団社長は「内容は聞いていない」としたが、本人が法律違反を認めるか、起訴された場合は「判断をする必要がある。刑が確定していないとしても、こっちの都合もあるしリスクを負うことはできない」と交渉を打ち切ることを示唆した。

 退団となった場合の補強については「調査は始めているので、いつでも動けるようにする」と話した。

 聯合ニュースは同投手が9日、約5時間にわたり取り調べを受け「数億ウォン(数千万円)相当のチップを借りたのは事実だが実際に賭けた回数や額は多くない」と説明した、と報じた。