阪神ドラフト4位の望月惇志投手(18=横浜創学館)が、藤川球児投手(35)が愛用するザナックス社製のグラブを使用することが30日、分かった。

 「藤川球児選手のようなストレートの軌道を目標にしてやっていたし、藤川さんと一緒に野球が出来るのは運命を感じる」と話す望月は、高校の夏の課題で400字詰め用紙2枚に、藤川球児についてまとめたこともあるほど。まずは形から近づいていく。

 グラブを握るストレスを軽減することをコンセプトに作られた同社の最高級モデルが用意される。色は藤川がキャラメル(明るい茶色)にするのに対し、望月は黒と黄色のタイガースカラーを予定。形状も、藤川が採用するタイプとは異なり、オーソドックスなものにするプランだが、共通点もある。望月はグラブに名前を刺しゅうで入れるが、偶然にも、かつては「本塁打厳禁」などのフレーズを入れてきた球児も、来季は名前を入れる予定という。

 今後はグラブの細かい調整を行い、2月のキャンプインまでに望月モデルが完成する。18歳の本格派が愛する相棒を手に入れ、大投手の背中を追いかける。