富士大(岩手)の最速152キロ右腕、小野泰己(たいき、4年=折尾愛真)が、阪神から2位指名を受けた。

 折尾愛真高3夏の福岡大会は初戦敗退し、1度は甲子園の道を断たれたが、プロであこがれのマウンドに立つ。「甲子園は高校時代に目指していた。そこでできるのがうれしい」と喜んだ。

 高3秋にプロ志望届を提出したが、全国的には無名でドラフト指名されなかった。故郷・福岡から遠く離れた岩手で素質を開花させ「入学から4年後はプロへとやってきた」。プロ入りと甲子園と2つの夢を実現させた。