オリックスT-岡田外野手(28)が神戸市のほっともっと神戸で契約交渉を行い、今季の6400万円から3600万円増の1億円プラス出来高(金額は推定)で更改した。さらに3年契約を結んだことも明らかに。

 今季は2年ぶりの20本塁打、76打点を残し、シーズン後半は4番に定着。順調に行けば来季中に国内FA権を取得するが「実際にFAを取ったこともないし、自分としてはこのオリックスを強くしたい気持ちがありました」と、選手として最も脂が乗る3年間をオリックス復活のために費やす決意を語った。

 中心選手だった糸井が阪神にFA移籍し、陽岱鋼の獲得にも失敗するなど、来季の戦力はいまだに不透明。それでもT-岡田は「チームみんなで穴を埋めていく中で、チームワークは生まれると思います。今季の広島を見ても、生え抜きが活躍しているチームは強い。うちも生え抜きの選手が力を出せば、絶対に強くなると思うんです」と結束力を強調。選手会長にも就任し、生え抜きの主軸打者として、名実ともにチームの顔になる。