今季最多安打、首位打者の2冠を獲得したロッテ角中が19日、千葉市内で契約更改交渉に臨み、6100万円増の推定1億4100万円でサインした。「予想額の一番下でした」と渋い表情も、国内の独立リーグ出身者では初の1億円超え。「高知の時は多くて(月給)12万円だった。サラリーマンには考えられない額かもしれないが、考えられない額の税金も払う。半分は税金なので2億円になって初めて1億円プレーヤー」。年俸は約100倍となったが、さらなる高みを目指す。

 引退したサブローに自ら電話し、背番号3を引き継ぐことも決まった。「重みは分かっているつもり。歴代つけていた人は、あまり(歴史に)詳しくない自分でも知っている人」と、先輩は榎本、弘田、西村ら豪華な面々。新選手会長は「引っ張られたいタイプだけど、全試合に出て引っ張らないといけない」。チームリーダーとして自覚をのぞかせた。